オーボエ ライフ

オーボエの日々の練習を、ちょっとだけお手伝い。フランスからの音楽情報もお届けします。

なぜオーケストラはオーボエのピッチに合わせるか?

オーケストラの演奏を聴きに行くと、最初のチューニング(音取り)がオーボエから始まるのを見ると思います。

オーボエの音に主席ヴァイオリニストが音を合わせ、それから弦楽器、管楽器へとチューニングのバトンタッチが始まります。

なぜオーボエが最初の音、つまり全体の基本の音になるのでしょうか。

 

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オーボエのフランス・ドイツ・アメリカ?

オーボエは歴史的に、ヨーロッパで栄えた西洋音楽の中で成長してきました。

そのなかでも、特にフランスとドイツでオーボエ文化は栄えたため、現在でもオーボエの種類にフレンチスタイルやジャーマンスタイルといったものが存在しています。

 

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オーボエのリードの音色

オーボエってリードだけで吹くと「ビャーッ」という、あまり美しくない音が出ますよね。

実は、中世ヨーロッパでのオーボエって、これに近い音でもあったようなのです。

 

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オーボエのブレスの位置

オーボエという楽器は、他の管楽器と比較して、演奏に必要な息の量が少なくて済む楽器です。2枚のリードの隙間の細さを見ればよくわかるでしょう。

しかし、必要な息の量が少ないということと、ブレス(息継ぎ)が簡単であるという事は、決してイコールでは結ばれません。

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オーボエの名前の由来

 私は今フランスに住んでいて、言語学と生物学を学んでいるので、まぁこの手の話題は専門分野なのですが。今回は「オーボエ」という楽器の名前の由来に迫ってみたいと思います。

 

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オーボエの掃除には何を使うべき?

オーボエという楽器は、管の内径(内側の太さ)がとても狭く、また吹き口にかけて段階的に細くなってゆく楽器です。

そのため、管の内部の掃除に使う用具は、ほかの木管楽器であるクラリネットやサックスのそれとは異なるものを使う必要があります。

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