オーボエ ライフ

オーボエの日々の練習を、ちょっとだけお手伝い。フランスからの音楽情報もお届けします。

オーボエの練習

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オーボエは、その独特で繊細な音色から多くの人を魅了する楽器です。

しかし、オーボエを吹くという事は、決して簡単なことではありません。

比較的容易に音を発することのできるシングルリード楽器(クラリネットやサックス)などと違い、ダブルリードは音を出して調整するのがとても難しいためです。

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音を出す時点ですでに難しい楽器であるオーボエは、ホルンと並んで「世界一マスターするのが難しい楽器」としてギネスブックにも載っているほどです。

 

しかし、オーボエにはその難しさを考慮しても、余るほどの魅力があります。

 

まず、その音色。

音を出すことは難しいのですが、オーボエ独特のあの音色に魅了されてオーボエを始めようと決心した人は少なくないのではないでしょうか。滑らかで煌めく、ほんのちょっぴりエキゾチックなニュアンスも含んでいるオーボエの音色は、私たちだけでなく、古今東西の様々な作曲家をも魅了してきた音です。

 

ソロパートが多い。オーボエは、その特殊な音色から、曲の大切な部分、すなわちソロパートを多く担当する楽器でもあります。

管弦楽団でも、吹奏楽団でも、オーボエはソロパートが多い傾向があります。また、オーボエという楽器は、その性質上あまり大きな音を出すことができません。なので、オーボエがメインのソロを吹くときは、他の楽器はひっそりとなってオーボエに主役の座を開けることになるので、必然的にオーボエだけが目立つようになるのです。

 

オーボエの繊細さも忘れてはいけません。オーボエの音色や、音の移り変わり、音程の取り方など、オーボエは繊細さであふれた楽器と言えるでしょう。

こんなに繊細な楽器だからこそ実現できる、震えるように悲しげなメロディーや、息の長い穏やかで明るいメロディーなどがあるのです。

 

しかし、繊細な楽器であるがゆえに、オーボエをマスターすることは難しいのです。

勉強とは違い、体でマスターするものなので、よい教育者につかないと上達できません。しかし、オーボエのレッスンというのはピアノ教室のようにどこでもあるようなものではなく、また比較的高額であるため、なかなかいい教育を受けることができないのが現実です。

特に、地方に住んでいる場合はオーボエのレッスンを受ける機会はほぼ皆無と言っても過言ではないでしょう。

オーボエのレッスンには、自宅でできるオーボエ上達講座というものもあるので、こういったものを大いに活用するというのも一つの手段です。

特に、学校の部活などでオーボエを吹いている人は、そこまで楽器のレッスンにお金をかけるわけにもいかないと思うので、これくらいの教材費でオーボエのレッスンを受けられると考えたら、経済的でいいのではないでしょうか。